～KING KONG～

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
スタジオ・ツアーがリニューアル・オープン！

７月１日よりユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにて、新アトラクション「KING KONG 360-3D」が待望のOPENを迎えました。

新アトラクション「KING KONG」は、あのロード･オブ･ザ･リングを撮影した映画監督ピーター･ジャクソン氏が製作を手がけており、映画スクリーンにリアリティー溢れる臨場感を出しています。また、座席もそれに合わせて動作し、映像との一体感が味わえます。

世界最大かつ最も刺激的な３Ｄ体験になると強調するのには、通常の３Ｄ映像よりコマ数を2.5倍と増やし、より迫力ある映像を創り出しています。

～何が新しくなったの？～

トラムで回る人気のスタジオツアー内には、約16,000㎡の新しい「ニューヨーク・ストリート」など、スタジオ・セットのリニューアル・オープンも発表し、更にグレードがアップ！このスタジオ・セットは2008年6月に火事によって消失したスタジオ・セットを再現しています。ニューヨーク・ストリートは、「スティング」、「ブルーズ・ブラザース」、「アラバマ物語」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を始めとする、数多くの映画の撮影が行われていたスタジオ・セットでした。

「新・ニューヨークストリート」

2008年、火事で消失したスタジオ・セットを復旧させるにあたり、直ちに優秀なクリエイティブ・チームの編成を構成し、長い間、ユニバーサルスタジオと関係を築いてきた映画の巨匠"スティーブン・スピルバーグ氏"がチーム編成に名乗り出たそうです。
またスピルバーグ氏は長年、一緒に仕事をしてきたプロダクション・デザイナーであり、今年『アバター』で大ブレイクした"アカデミー賞美術賞"を受賞したリック・カーターに声をかけたことも注目されます。
なんと、リック・カーター氏はあの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデザインを手がけたこともあり、今回のスタジオ・セットの修復に、積極的に参加を申し出てくれたそうです。

スピルバーグ氏の長年の映画製作の経験を元に、オリジナルの東西に伸びるメインストリートは、そのまま復元し、それに加えて、ガラスとスチールを使用したモダンなニューヨーク・ブロック、パリ・スクエア、ロンドン・スクエア、セントラル・パークなどを新たに建設しました。

この新しいスタジオ・セットは、建物の高さを、今までより3m～8mほど高い、12m～15mに変更し、より現代風に高層化したダウンタウンのイメージに造りあげ、またメイン・ストリートの広さを狭めることによって、道の両側が同時に撮影できるように工夫設計されています。

更に追跡場面を撮影する際に屋上から撮影できるように屋根を強化し、追跡シーンを追えるように撮影用のクレーンも屋根に取り付けられ、俳優やスタントマンが非常の際に非難しやすいように非常口も改善されました。

新しいコートハウス・スクエアには、大型消防車も入れるような消防署が造られ、ロンドン・スクエアの煙突には、煙を出せる特殊効果装置が取り付けられています。

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの一番人気のスタジオ・ツアーには、1964年のオープン以来、1億3,500万人の訪問者が、映画やTVドラマの裏側を見学に訪れています。スタジオツアーのトラム・カーに取り付けられたTVモニターも高画質、ハイグレード・デジタル・オーディオ・システムにアップグレードされ、流されるビデオの内容も新しくなりました。

また、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでは、火災で焼失した貴重なビデオを、ほぼすべて2、3年以内に復元する予定。
保管されていたビデオは国内および海外に貸し出されていたもの。以前からのユニバーサル・スタジオの方針で、マスター・テープは、常に西海岸と東海岸の両方に保管することになっていたために、消失したビデオは復元が可能となったそうです。

まさに映画の都、ハリウッドに位置するユニバーサスタジオが起死回生をかけたこの"KING KONG"は最新の映像技術も使われており、３６０度３Ｄという世界最大規模であることが注目されています。

＜参照情報：L.A.INC＞